2009年1月6日

サピの正月特訓数学は疲弊ばかり

SAPIXが中3向けに開催した正月特訓の数学テキスト(上位クラス向け)をみせてもらった。この中身がハンパなく難しい。最難関の高校(開成、筑駒、慶応女子)を受ける受験生以外は、ほとんど無意味といってもよい特訓だったのではないだろうか(この正月特訓は内部生の参加が義務づけられている)。この時期に多くの生徒の自信を失わせようとする意図が全く不明だ。

授業時間数の割に冊子が分厚いので、クラスのレベルによって問題を使い分ける設定になっていたようだが、私の生徒のクラスは1冊50問中7~8題を授業で扱っただけで、後は手つかずになっている。SAPIXは正月特訓が終了後も、授業で扱わなかった問題について解答集を一切配布していない。ちとサービスが行き届いていない印象だ。

あのレベルの問題を生徒が独力でこなすのはまず不可能だろう。どうしても解答集を配りたくないのならもっと問題数を絞るべきだし、難しい問題レベルを維持したいなら、詳細な解答書を配布すべきだ。

一般論として、数学の問題集を書店で選ぶ際には、収録問題が易しすぎても難しすぎても使い勝手が悪い。大まかな目安としては、立ち読みした印象で解けそうな問題が5割~7割のものを選ぶとよいだろう。できない問題が半分以上ということになればページを開く気が起きないし、できる問題が8割以上になると、今度は易しすぎて真面目に解かなくなるからだ。

SAPIXの名誉のために一言断っておくと、英語と国語の授業はそこまでひどくなかったそうだ。ただ数学の授業はいかがなものか。もうすこし裾野を広くしてもよいのではないだろうか。


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